2009年9月23日水曜日

「黎明に琥珀はきらめく」






藍州への旅から王都に戻った秀麗に、衝撃的な報が届く。
それはなんと、師匠と慕う絳攸が投獄されたという報せ。
御史台のライバル・清雅が絳攸失脚に向け動いていたことを知り、絳攸の弁護を申し出た秀麗だけど……!?




というわけで、紅家編スタートです!!

ほろり、ときた場所が二箇所。
最後の読みきりにもやられました。


絳攸が…すっごくせつないです。
生い立ちっていうか、少年時代が。
最初は不幸だったかもしれないけど、幸せ一杯で愛情に包まれて光り輝いていた時代があったということが、逆にすごく切なくなりました。それを絳攸自身が覚えていないであろうことも。
その記憶があれば、もっと素直になれたのかもしれません。
それでも「文鳥」は絳攸のことをずっと愛しているのだと、そのことに涙が出そうでした。


あと、黎深との出会いって、アニメで絳攸が回想していたのとは違ってました。
単に違うのか、絳攸はそう思いこんでいるのか(込まされているのか?)はわかりませんが…それでもなんか悲しいです。
その役目を果たそうとしている絳攸が、またかわいそうでした。


でで、黎深の意図ってのがわからなくて、ずっと考えていたのですが…そういうことだったんですね…。
百合さんもでてきて、絳攸に語りかけるところなんて、とても切なかったです。
みんな愛情がうまく表現できていなくて。
特に黎深と絳攸なんてうまくいえない者同士だったから、それは大変ですよね。
だけど、単に黎深が絳攸を劉輝にとられまいとイジワルしているだけだと思ったんですが、そこまで小物じゃあなかったんですね~。御免よ。


黎深、意図はわかりませんが、劉輝の味方をしてくれるんでしょうか。
だとしたら、紅家当主として是非バックアップしてほしいものだと思います。
現状維持のために助けるっていうよりは、国が新たな局面を迎えるに当たってのバックアップをしそうな気もしないではないですが。

局面といえば、もしかして黒幕はショウカさまなのか!? などと思ってしまいました。
まあ、考えすぎでしょうが…。


考えすぎといえば、秀麗って…。
薔薇姫が子供のできないひとで、秀麗も「母さまと同じ」っていうのは??
もしかして、両性具有なのではないかと思ってしまう…。
そうしたら、確かに後宮には入れないなあ…。
劉輝が、奥さんは一人にするってのを撤回すればいいんじゃないか、と思ってしまうのは…とても勝手なご都合主義ですね。はい。


なにはともあれ、とても続きが気になる巻でした!!
黎深&百合、最高です。
これから、百合ママの活躍あるのかなーって思うと、息子絳攸の様子も楽しみ!!

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