2010年5月25日火曜日

モチベーションの上げ方

上げ方がわからない・・・。

下がってる理由はわかってるんですよね。
下がってるというか、とまってるというか、凍ってるというか。

上司の心を動かそうとし続けたことに疲れてしまって
だけどどうしても受け入れられないから、何も考えないようにしてるんですよね
で、
仕事的にも人の心を動かさないといけないんだけど
それさえもなんだかどうでもよくなってる。
「どうせ変わらない」というあきらめ
ただ、オススメはしますよ。ご紹介も。
選ぶのは相手だし、いいものだと思ってます。
だけど、気持ちを変えさせてまで、というモチベーションがない


仕事に入る前のあのやる気のなさは、過去最悪かも
辛いことも多かったけど、
あのやる気のなさは前代未聞


どうにもこうにも

所長から「相手を変える」「自分を変える」どちらかしないと動かない、と週報に書かれました
全くその通りだと思います
変える気も変わる気もない
しばらく放っておいてほしい
落ち着いたらまたちゃんとやるから


じゃないと、辛くて辛くて嫌になりそうなのよ
感情を捨ててないと、もうダメになりそうなのよ


変える気力も、変わる気力もないのよ

もう疲れたよ~


だからちょっと放っておいてくれないかなあ・・・

2010年5月24日月曜日

BALLAD 名もなき恋のうた

結論から言って、すごくよかったです^^
元ネタである「くれよんしんちゃん」の映画を見た上司(お子さんと一緒に行ったらしい)から、「すごく感動した!!」と内容は聞いていました。
そのときから、すごく気になっていた作品。
何年も経って実写化されたのもすごいけど、まあ、どうなのかなーと思ってずっと見ていなかったのですが、
いやあ、よかったです。




ただ・・・注意点です。
戦国時代の話、と思ってみるとちょっと貧相。城とか、戦いを見せる映画ではないもんね。
あと、もともとがギャグマンガなんで、常識とかを求めてはいけませんね。携帯とか持ち込みしているのももちろんだけど、一騎討ちしているのを、周囲が囲んで眺めてるとか、川上一家が車に乗って間近で見てるとか。

そういうところは、見流さないといけません。笑
面白さをそこに持ってきてはいないと思うし。
これは、もともとぎゃくマンガです^^




草なぎくんの「又兵衛」、思ったよりずっとよかった!!
真面目に演じてらっしゃるし、殺陣もよかった。早かったし、妙な間とかもないし。馬もうまい!
大沢たかおさんもうまい! さすが!!
この二人の戦いは、ちゃんと役者さんが戦っててよかった。
なんだろう、よくあるブチブチカット割りしている戦いじゃなくて、ちゃんと戦ってる感じです。

戦闘シーンは、子供に配慮してかまったく血は流れません。
だけど、ぼこぼこ長槍で叩き合ったり、切りあいのスピードとか、なんか現実味があってよかったです。

真一くんが、最後に敵をかばうシーンは、時代劇好きのわたしには納得いかないところだけど。
だけど、まあ、仕方ないのかなあ。もともとが子供向けだし。

お父さんがもう少し男をあげるのかと思ったけど、普通でした。^^
あくまでも主人公の二人を邪魔することなく。
そういう意味で良かったじゃないかと思います。




なんだろう。
原作がしっかりしているからなのか、とても安心してみることができました。
感動しました。
逆に、もう少し原作要素を排除してもいいのかなあと思う(父と母が北と南の人で関東で出会ったとか…。そういえばしんちゃんのお父さんは東北、お母さんは九州の生まれだったなあ・・・とふとおかしかったけど。まあ、「身分に関係なく生まれに関係なく結婚できる」という前ふりではありましたが)。


ラストを知っていた私としては、一番の感動シーンはエンディングロールです。
真一やパパが取りまくった携帯のムービーや、写真がアルバムのように出てくるのです。
あんなに楽しそうにしていたシーンが・・・
あんなに元気にしていた人々が・・・
戦争反対を叫ぶではなく、だけど、戦争の哀しさを、むなしさを、訴えていたように思います。

還らない日々
帰らない人
―――――――――――守られなかった約束だけが、未来を見つめていて

楽しかった思い出が、日々が、人々が、とても切なかったです……


2010年5月18日火曜日

キモチガワルイ

爆笑問題の「爆問学問」みています。


目の前にいるのは、つぶらな瞳をしているネズミ
「オスの精子情報を持たないんです」
ん?
それってクローンってこと?

「これは、メスとメスから生まれたネズミなんです」
なんかぞっとしました
キモチガワルイ
気分が悪い
なんだそりゃ

つぶらな瞳をしているネズミ
おとなしくたたずんでいる

かわいそう
かわいそうな子
すごくかわいそう
言葉で聞くんじゃなく、その生物が目の前にいるからこそ、ここまでのインパクトを感じてしまうのだろう
かわいそう
作られた子だからというか
それで生まれさせられたことが

…実験に使われたりしていることには、それほど感じなかったんだけど…

これも、精子から受け継ぐ染色体情報のところに、メスの染色体にもマーキングをすることで、卵子の情報だけで子供を作ったという実験ではあるんですが


「そんなことしちゃっていいの? 先生」
太田さんが聞いた
そう思う
だけど、そう聞く太田さんとも、この気持ち悪さは共有できないと思う


命の根源をしるために・・・
そうかもしれないけれど
いろんな他の実験体がでてきました
光るマウスだとか(夜光虫の性質を受け継がせるらしい)
頭部のないオタマジャクシだとか

「鋼の錬金術師」を見ているからか、
それが禁忌に思えて仕方がない
キメラを作り出しているようで
作りだされた「命」は一体なんなんだ??


命とは?
その先には何もなくて
ただ「知りたい」なんて
どれだけ線引きをされていても
私にとってこの行為は、人体実験をしているのと大差ない
学問と言う名のもとに、命をもてあそんでいるような気がして仕方がない


私が嫌悪感を感じるのは、メスとメスの子供だからかもしれない
オスとオスというなら、ここまで感じなかったのかもしれない
だから先生も爆笑問題も平気なのかもしれないけど

つぶらな瞳でたたずんでいるマウスが、哀れでならない
かわいそうでたまらない
だから気分が悪くてたまらない


そのマウスを、私は触ることができない気がする
腕にのぼってきたら、ふりはらうような気がする
それは、そのマウスの人権(ネズミ権)を否定する行為だとも思う
よくドラマとかで差別している時、「けがらわしい!」と手をふりはらったりするのをみたりするけど、
それと同じことなのかな?
だとすると、わたしはそのマウスを憐れんでいるのではなく、差別しているだけなんだろうか
メスとメスの卵子を掛け合わせて生まれたというだけで、
本人(ネズミ)には全く責任のないことで
しかも、どこも汚いことなどないというのに

なのに、
どうしても触ることはできない気がする
そのつぶらな瞳から目をそらすことも、受け止めることもできないような気がする

なんだろう
キモチガワルイ
そのマウスが、という感じではないのに

自分の染色体がそれを拒絶している感じ、とでもいうのだろうか
自分の命が、魂が、そのことを拒絶しているとでもいうのだろうか

マウスは悪くない
だけど受け入れられない

キモチガワルイ
気分が悪い

その先生へ怒りはないけど

ぞわぞわする

ただ、気持ちが悪い・・・・・・・・・・・・・・・・・・

すごくいやだ。

2010年5月14日金曜日

どうにもこうにも

どうにもなりません。
態度悪い、私。
反応悪い、私。
言い方キツイ、私。

わたしがわるい?

2010年5月6日木曜日

十二国記 「風の万里 黎明の空」

DVD第三弾!!
陽子が景王になった「月の影 影の海」の後の話です。
主人公は三人の少女。
・・・一人は陽子なので、少女と言っていいのか・・・←殴られる

一人は、明治・日本の貧しい農家に生まれ、蝕によって十二国の世界にきてしまった大木鈴。
一人は、芳国での王宮暮らしから一転、政変により市井の奈落へとその身をおとしてしまった祥瓊。
そして、景王となった陽子は、日々の政務に、しきたりに、そして自分自身に戸惑っていた……。
それぞれに違う境遇に育った3人の少女たちは、やがて数奇な運命に翻弄されながら、激動の慶に出逢うのであった。


以下、ネタばれです


とにかく鈴がむかつきます。
「私はかわいそう。わたしが一番かわいそう」を全面的にアピールする女で、完全に自己中です。
もう本当にみているだけで腹立たしい
清秀(だったかな)くんとの出会いと別れが、いきなりそこまでこいつの価値観変えるかいな、と思うくらいに突っ走る女。
できることなら、関わりあいになりたくないタイプです

そして祥瓊。
些細な罪でも次々に民を死刑にし、恐怖政治をしいたために、天命を待たずして臣下に討たれた芳国の王の娘。
蝶よ花よとそだれられ、外のことも何も知らずに育つのは当たり前で。
だから、討った月渓も、彼女だけは命を助けたのだろうけど。
だけど、公子としての責任を果たさなかった彼女の罪は重い。
現実に耐えられず、だんだん歪んでいく彼女がそれを思うのは、かなり後のことにはなるのだけど。
楽俊に出会うことで、初めて人から「意見」されたんじゃないかな、と思います。そしてそれを受け入れていく中で、自分が「そうしてこなかった」ことに気付く。
その祥瓊の「強さ」がよいと思いました。


陽子は、過去の卑屈な自分に戻ってしまいそうな自分を断ち切るために、市井に混じることを決めます。
またもろもろありますが、なんでしょう、景麒と仲悪くしているところがとてもおかしい。←ひどい
客人としてやってきて「どっちも真面目なんだよな―」と言い放つ延麒、最高です
悩む陽子に、比較的マジメにこたえる延王、残念です

今回は、他の国の王様や麒麟も出てきました^^
才の国は、王様がおばあちゃんなんで落ち着いて見えますが・・・なんだろう采麟がとってもおとなしいからか、不安定に見えます。
恭国は、とても元気のいい王様ですね~。
幼い姿なので、とても小生意気に見えますが(事実そうなのだろうけど)、行っていることは正論で、意図もはっきりしていて、そしてなにより、臣下に対しても正しく慈悲も持っているというところが、なかなかお気に入りです。
だけど、彼女もあまり近くにいない方がいいなあ・・・


最後の、麒麟に乗る陽子はとてもかっこよかったです
景麒の「こんな血なまぐさいところに…」という愚痴を「すまない 我慢してくれ」と微笑んで流す陽子も、それに「我慢いたしましょう」とさっくり従う景麒も、くそまじめな主従がうまくいっているようで、とてもほほえましい


浅野君は、ようやく安息したのでしょう。
したのでしょうが・・・どうにも、ねえ。
切ないというか、もどかしいというか・・・。
ゲームに例えて「敵」とか「フラグ」とか…。そうして現実逃避したい気持ちはわかるし、そうやってなんとか「役割」というか、自分がこの世界にきた「意味」を探そうとしていたんだと思うんですよね。
そうでもしないと、自分がここで苦労していることを受け入れられないと思うし。
それで、ずっと意味を探し続けて、続けて、ようやく最後に見つけたと思ったのに・・・。
現実はそうなんだろうし、自分が生きる意味は自分で見つけ出せ、ということなのかもしれないけど、だけど何の意味もなくただ「巻き込まれ」てしまった浅野くんは、とてもかわいそうだと私は思います。
笑って死んでいったのかもしれないけど、なぜ笑えたのか、という描写は不足していたように思います。
それに陽子の言葉…。
この世界に葬るのがよい、というのは、あまり賛成できません。
戻す必要もないのかもしれないけど、浅野君は、最後までこの世界の「異分子」だったと、孤独だったと思うんですよね・・・。
鈴と陽子にしか心を開いてなかったように思えるし、言葉が通じなかったからだけど、いい印象は持ってないままだったと思うし。
どっちかというと、自分のそばに、というニュアンスの方がしっくりきたかな、と思います。


そして今回も延王ですが。^^
今回は残念ながら、陽子の家出の言い訳に使われたくらいでした・・・
あとは楽俊への完全バックアップ状況の確認がとれただけでした・・・
しくしく



2010年5月5日水曜日

十二国記 「風の海 迷宮の岸」

DVDBOX第二弾です!
今度の舞台は戴国です。



 胎果として日本で育った幼い戴国の麒麟・秦麒は蝕によって日本に流された十年の時を経て蓬山へと帰還した。日本では自分の存在自体がまわりに不快な思いを与えてしまっているとしか思えなかった秦麒は、自分が家族と一緒にいてはいけなかったのだと理解し、故郷への別れを受け入れたのだった。しかし、麒麟としての自覚がもてない秦麒は己の存在に自信が持てず、悩み続ける。




 泰麒が蓬山にいるとき、景麒が陽子の前の王を選んだあたりの時代です。
 泰麒が愛らしく、みんなからかわいがられて、ふわふわと砂糖菓子みたく育てられているのが・・・・・少々苛立ちますね…ふっふっふ(ブラック)。

以下、ネタばれありです


 とりあえず、なんだろう、なんも解決せず終わってますね、これ。苦笑
 陽子の時代には、この戴国は「国は乱れ、妖魔があふれかえっている。王も麒麟も行方不明」になってたのですが、そこまではいってません。

 私的には、「月の影 影の海」とのつながりが感じられるのが全面的に萌えだったので、一切不満はありませんが。
 あ、犬狼真君とか出てきたのも、とても萌えでしたね

 全体的に、泰麒が王を選んで、それで「よかったんだ^^」と思えるあたりまでなんで…なんとも言いようが。苦笑

 ただ、前作もそうですが、主人公の悩みを真っ向から描いているところが、とても好感のもてる作品であるゆえんなのではないかと思います。


 そして! われらが(?)延王ですが!
 今回もやってくれています!!
 泰王と泰麒のため、という大義名分のもと、いやあ、悪王様役を超ノリノリでこなしていらっしゃいます
 それに対して「やりすぎだ」と延麒にドツかれる延王! さすがです!! ナイス主従

 いやあ、眼福でした。笑


十二国記 「月の影 影の海」

何年か前にNHKで深夜放送されていました。
そのときはちゃんとは見ていなかったのですが、だんだん「これはすごい」とハマった作品。
でも、ハマったと言いつつ、ちゃんとはやっぱり見れなかった…。新聞とってなかったしね…。
このたび、DVD化を機に一気に購入しています^^


どこにでもいるような平凡な女子高生・中嶋陽子の目の前に突如、金色の髪を持つ「ケイキ」と名乗る青年が現れる。
ケイキは陽子を主と呼び、見知らぬ異世界へ連れて行く。
そこは十二人の王と十二頭の麒麟によっておさめられる十二の国々からなる不思議な世界だった。


というお話です。
原作のファンの方も多いと思います^^
陽子と一緒に巻き込まれて異世界に連れ去られた友人が二人。
杉本優香に浅野くん。
浅野君はほとんど行方不明なのですが、どちらも現代社会の思春期の子たちが陥りそうな「現実逃避」で…。
身につまされます。


以下、ネタばれありです

それにしても・・・。
慶の国の麒麟である「景麒」ですが。
しょっぱなから、あなたが主だと言うその口で命令口調。
「許すといいなさい」とか、舌打ちせんばかりだったりとか。
なんと言いましょう。
できの悪い子を、なんとかしからずに言うこと聞かせようとしている新任教師、ですか?笑
そしてその後、景麒、まさかの戦線離脱(誘拐)!!
その後、最後までほとんど(まったく!?)出てこず!!
最終回がかすかに記憶にあるわたしとしては「あれ? この二人って強いきずなに結ばれた主従関係なんじゃないの??」とすごく突っ込みを入れたくてたまらなかった・・・。
こいつら、一回あったこっきりの主従じゃん・・・。
いいけど・・・。

杉本がかなりせつないですね。
「私が選ばれた! 私の世界はこっち!!」
現実逃避。
すごくこの世界になじもうとしていて、とても前向きだとは思うけど、それは「自分が特別なのだ」ということを肯定しようとしているだけで、普通だった日本での自分を否定したくて、それだけのような気がしてとてもイライラしました。

塙麟も切ない。
ただ王に従うことしかできないその様が、とても切ない。
はかなげで、そしてやはりはかなくて。
ただそこにたたずんでいる麒麟
苛立つことはないけれど、だけどとてももどかしい。
あんな最期しか選べなかったのだろうか
王を裏切れず
だけど王を守りたくて
仁を残したくて
だから自分を殺させて王を殺した
哀しくて、切なくて、悔しくて
もっとできることがあったはず
あったはずなのに

こんな中で、とてもラブリーなのが雁の王と麒麟!
延王尚隆と延麒六太!!!
もうステキ!
延王は大人の魅力で、なのに六太とともにぶっちゃけてるところがたまらなくステキ!
そしてなにより、抱えている「後悔」と、それを今に生かす力がステキ!
失った故郷と、任された人民。
その責任を果たしている男前!!(褒めすぎ?)


景麒救出後は、なんだかトントン終わってしまいましたが、まあ、その部分は物語的には重要ではないのでしょうね。まあ、少女小説だから、戦いの記述を延々とされても、たしかに辛いかも?


しかし、最後に再び、景麒が陽子に「天命を持って主上とお迎えする」をやったシーンは、とても感動しました。