2009年9月23日水曜日

コミック 23巻

非情なる焔の錬金術師、再来です!!

東方軍と北方軍は連動して「反乱」を起します!
「大総統になって国を変える」ために猫を被って日夜努力していたはずのマスタング大佐が、ことを起したことについては…ちょっと違和感を覚えないではないですが…。でも、大総統がホムンクルスだったり、このままじゃ「国がやばい」ってことで、平和裏な変革はやめたんでしょうね。ちょっと残念。
以下、ネタばれします。







「死なざる兵」に翻弄される、エド・アル・スカーたち。そこにバーンと登場!「力を貸そうか? 鋼の」かっこいい!!

そのあとのリザとの会話も最高です!!「懐かしい場所だな中尉」「素直な涙がまた見たいものだな」「水分は嫌いじゃないんですか 無能になるから」ちょっと照れてるリザ最高。それにしても、なぜか得意げなマスタング大佐。あなたやっぱり、ちょっと嬉しかったのね。^^

そしてとうとうヒューズの仇を見つけてしまったマスタング大佐。その表情が豹変します。
イシュヴァールでみせた「人殺しの眼」それでいて、憎しみに満ちた燃えたぎる顔。まったく容赦なく、そこに弱点はなく、これがリザの父親の創った「焔の錬金術」なのでしょうか。

これまでの大佐や、「死なざる兵」の足だけなぎ払った大佐の影は一切ない。エンヴィーだけを見据える、退廃したような「人殺しの眼」


これまでの大佐を。
これからの大佐を。
信じるからこそ、リザとエドは体を張った。

「上等だ!こら!」
「外道に落ちた畜生が、どんな国をなすのか。見ものだと思うだけだ」
「狂気を生み出す焔の錬金術を、この体ごとこの世から消します」
エドに殴られ、スカ―にジャブをくらい、リザに致命傷を負わされた、という印象。


大佐が痛々しい。
憑き物のおちたあとのセリフがすべてな気がします。
「何をやっているんだろうな…わたしは」「きみにそんなことまで言わせてしまった」


「うちたければうて」
大佐の言葉を聞いてしまったリザも痛々しい。
背中を任せると、道をはずしそうになったら撃てと、そう言ってくれる大佐だからこそ信じて着いてきたのだと思うから。
撃たれるようなことをしない、楔の自分だと思っていたから。


しかし大佐は続けます。「わたしを撃って、そしてどうする」

わたしはその言葉に、少しほっとしました。
大佐は戻ってきている。他の人のことを考えられるくらいに戻ってきている。
そして、この恨みを耐える理由を探しているのだと。リザの言葉は、確かに私怨をこらえるに値する答えでした。



そしてエンヴィーの死。
荒川先生があんな最後を選択させるとは思わなかったので少し意外でした。
だけど、そのあとの大佐の「卑怯な」というつぶやきがすべてだったのではないかと思います。
逃げるな、自分と戦え。そう言われているようでした。




ちなみに、ロイとリザの萌えポイントはもう一つありまして。^^
エンヴィーを追うマスタング大佐と合流したホークアイ中尉。
にやり、と笑い、突如、後頭部に銃を突きつけるホークアイ中尉。
「なんの真似だ、中尉」
「大佐はね、二人きりのとき、わたしのことリザって呼ぶのよ」
「な! お前らそういう仲か!?」
「嘘よ」(きっぱり)

やりますね! リザ!
大佐が弟子時代は「リザ」と呼んでいたから、本当にそうかもしれんと思わず考えてしまったじゃないですか!!
変身を解きながら動揺するエンヴィーに、きっぱり言い放ってバンバン撃ちまくる中尉。かっこいいです。笑
ちなみに、本物のマスタング大佐に銃を突きつけた時も、大佐は同じく「何の真似だ、中尉」と言っていたのが少し切なかったです…。

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