2009年9月23日水曜日
252生存者あり
会社の先輩にタダ券をもらって行って来ました。
私の評価は…☆三つ半
ここから下は若干ネタバレです。
くれぐれもご注意を!!
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史上最大の台風が、東京を直撃します。
その前段階は、数日前の大地震。その影響で東京近海の海底温度が急上昇し、巨大台風が発生しました。
異変の始まりは、巨大な雹。
東京に降り注ぐ雹が人々を襲い、地下に逃げ込みます。
次に襲い掛かるのは大津波。
地下にいた人々は逃げ場を失い、強大な流水に飲み込まれていきます。
生き残ったのは、元ハイパーレスキューのゆうじ(伊藤英明)その娘のしおり、研修医(山田孝夫)、大家族の中小企業の社長(木村祐一)韓国から出稼ぎ中のホステス(MINJI)(韓国の女優さん)。
元レスキューの知恵と行動を出し切って、次々に崩落する地下を逃げ切る五人。
一方、地上ではゆうじの兄が、ハイパーレスキューの隊長として救助にあたっていました。
そのとき、突如だされた撤退命令。
超巨大台風が東京を直撃するため、地震と津波とで緩んだ地盤が耐えられないと判断したためです。
娘を助けて、と義兄に泣き叫びつくゆうじの妻。
苦しみながらも、仲間を危険に晒すことはできない兄。
そんなレスキュー隊にもたらされた一つの報。
------------2・5・2 の反応があります。生存者あり!
しかし、レスキュー隊に許される時間は、台風の目にはいった18分だけ。
戦う男の姿がかっこよかったです!!
過去をそれぞれ引きずっている兄弟が、それぞれの場所で頑張っている姿はとてもよかったです。
なにより、弟・ゆうすけの娘のしおりちゃんが、それはもう愛らしくて、何度も涙を誘いました。
よかった。
けっこう感動した。
それは間違いない!
でも・・・
「相棒」の時も感じたのですが、なんだろう、映画の利点というか長さをうまく使えていないような気がします。
感動させたい部分に余計な時間を使いすぎ。(ゆうじの嫁が喚いているところとか…喚くならもっと激しく狂乱すべきじゃないか? あと、娘と母の再会とか、ゆうじが最後に歩いてくるところとか)
その反面、描きたいことが多すぎて描ききれていないと思います。
ゆうじも兄も、仲間を見殺しにした過去を乗り越えられていないと思うし(最後のあのシーンだけで乗り越えられたとは思えない)。
山田孝夫も、医者にはなるんだろうけど、希望を持たせるような映像はなかったと思う。
キム兄は、多分あのお陰で大ヒット商品になるんだろうけど、よくわからん。
MINJIは、感染症は大丈夫だったんだろうか。
そもそも、描きたいのはなんだったんだろう。
親子愛?
兄弟?
命の尊さ?
人間?
うーん。どれも中途半端だったような気がします。
どれも題材としてはとてもよかったと思います。なんだけど、書ききれていないと思う。
人生の一部を切り取っただけ、と考えたら、勿論そういうものなんだと思うけど、もう少しこの先に希望を持たせられるようなものを見せてもよかったと思う。
もしかしたら、最後の映像はゆうじがレスキューに戻ったってことなのかもしれないけど、それも乗り越えた証拠にはならないような・・・。
これもテレビ局の作成のようなので、2時間枠で考えて作ったほうが、書きたいけど時間がないところをきり捨てられるから、すごく締まったものになったのではないかなあっともったいなく思ってしまいました。はい。
でも。
自分の役割を一心に果たす姿は、とても気持ちがよく、感動しました。
カッコよかったです!!
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