2009年9月23日水曜日

相棒 劇場版





相棒シリーズ。これはレンタルで見ました。
映画を見に行こうかと思ったくらい、けっこう好きなんです。
で、張り切って、珍しく新作なのに借りてきました。




で、感想なんですが。



正直な話をすると、


「うーん」
「テレビの方が面白いかな?」



でした。
なんだろう、映画でするほどもないっていうか。
年末とかの特別番組で、二時間ほどでやっていただければ十分かと。


環さんも美和子ちゃんも、存在が生きてない。
いなくても良かった気がする。
ドラマであれば、一気に真犯人追求に向かう付箋も、そこから追求に行くまでに一盛り上がりをいれるがために、なんだかすごく間延びしていた気がする。

ゲストは豪華。
友情出演、いい感じっす!



扱っている題材は重いもので。
多分、実際に起こった時期に自分が考えていたことなどと照らし合わせると、なんだか身につまされるものがあります。

が。
映画というエンターテイメントである以上、そこに感動があるべきなのではあるまいか。
と、思ってしまいます。



息子が、ボランティアで行った危険地帯で過激派に誘拐され、殺された父親と、
友を死に追いやったと罪悪感を抱えている青年と、

どちらを話の主軸にするのか。
どちらに観客の心をシンクロもしくは反発させようとするのか。
それがハッキリしていない。
事実に対してはともかく、その人物に対して同情も同調もできなければ、反発もできなかったです。


それに、なんかテンポ悪かった気がするんですよね。
水谷豊さんが、とても大人しい感じ。
前にスペシャルで内藤剛志が、余命短い警察官僚で出ていたとき、
「生きていなさい! 生きれる限りは生きていなさい!」といった言葉は、本当に心に残っています。
その前までの内容なんて、実は見ていなかったのですが(だから内藤剛志がなにをしたのかもそのときは知らなかったのです)、その言葉だけはまっすぐに届いてきました。

他にも、右京さんの言葉は、普段が無感動な感じであるだけに、とても鋭利な刃として切りつけられることが多かったのです。


だからこそ、今回の映画は「うーん」でした。
予告とかで、期待が高まっていただけに・・・という感じでしょうか。
人間もこれまで出た人を全員だしましたって感じで、そこに問題があったのかもしれませんけど…。
人だけ多くて、完全にテンポが狂っていたように思います。

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