2010年5月18日火曜日

キモチガワルイ

爆笑問題の「爆問学問」みています。


目の前にいるのは、つぶらな瞳をしているネズミ
「オスの精子情報を持たないんです」
ん?
それってクローンってこと?

「これは、メスとメスから生まれたネズミなんです」
なんかぞっとしました
キモチガワルイ
気分が悪い
なんだそりゃ

つぶらな瞳をしているネズミ
おとなしくたたずんでいる

かわいそう
かわいそうな子
すごくかわいそう
言葉で聞くんじゃなく、その生物が目の前にいるからこそ、ここまでのインパクトを感じてしまうのだろう
かわいそう
作られた子だからというか
それで生まれさせられたことが

…実験に使われたりしていることには、それほど感じなかったんだけど…

これも、精子から受け継ぐ染色体情報のところに、メスの染色体にもマーキングをすることで、卵子の情報だけで子供を作ったという実験ではあるんですが


「そんなことしちゃっていいの? 先生」
太田さんが聞いた
そう思う
だけど、そう聞く太田さんとも、この気持ち悪さは共有できないと思う


命の根源をしるために・・・
そうかもしれないけれど
いろんな他の実験体がでてきました
光るマウスだとか(夜光虫の性質を受け継がせるらしい)
頭部のないオタマジャクシだとか

「鋼の錬金術師」を見ているからか、
それが禁忌に思えて仕方がない
キメラを作り出しているようで
作りだされた「命」は一体なんなんだ??


命とは?
その先には何もなくて
ただ「知りたい」なんて
どれだけ線引きをされていても
私にとってこの行為は、人体実験をしているのと大差ない
学問と言う名のもとに、命をもてあそんでいるような気がして仕方がない


私が嫌悪感を感じるのは、メスとメスの子供だからかもしれない
オスとオスというなら、ここまで感じなかったのかもしれない
だから先生も爆笑問題も平気なのかもしれないけど

つぶらな瞳でたたずんでいるマウスが、哀れでならない
かわいそうでたまらない
だから気分が悪くてたまらない


そのマウスを、私は触ることができない気がする
腕にのぼってきたら、ふりはらうような気がする
それは、そのマウスの人権(ネズミ権)を否定する行為だとも思う
よくドラマとかで差別している時、「けがらわしい!」と手をふりはらったりするのをみたりするけど、
それと同じことなのかな?
だとすると、わたしはそのマウスを憐れんでいるのではなく、差別しているだけなんだろうか
メスとメスの卵子を掛け合わせて生まれたというだけで、
本人(ネズミ)には全く責任のないことで
しかも、どこも汚いことなどないというのに

なのに、
どうしても触ることはできない気がする
そのつぶらな瞳から目をそらすことも、受け止めることもできないような気がする

なんだろう
キモチガワルイ
そのマウスが、という感じではないのに

自分の染色体がそれを拒絶している感じ、とでもいうのだろうか
自分の命が、魂が、そのことを拒絶しているとでもいうのだろうか

マウスは悪くない
だけど受け入れられない

キモチガワルイ
気分が悪い

その先生へ怒りはないけど

ぞわぞわする

ただ、気持ちが悪い・・・・・・・・・・・・・・・・・・

すごくいやだ。

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