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2010年9月1日水曜日

ヴァン・ヘルシング

日曜洋画劇場でみました
以前、会社の人から「よかったよ! 娯楽として楽しかった」と聞いていたので、気にはなっていた作品。


古典的なモンスターがいっぱい出てくる作品ですが。
メインはドラキュラです。

ドラキュラが人間を襲い続けるトランシルバニアに、モンスターハンターとして知られるヴァン・ヘルシングがやってきます。
ドラキュラから命を狙われ続ける一族の末裔、アナ王女とともに、激しい戦いを繰り広げます。

他に、フランケンシュタインだとか、狼男だとか出てきます。








なんだか、こういう古典好きにはたまらない作品ですよ^^
なんだろう、桃太郎にかぐや姫がでてくるような感じ。←ただのオタク? 苦笑
映像もとてもきれいだったと思うし、すごくアクション?が速かった。
衣装もゴージャス なところもある
よく「全編がハイテンション」とか「楽しかったけど疲れた」という感想をみかけたが、全くその通りだったと思う。苦笑
で、完全に娯楽なので「ドラマがない」とのことだが、まあ、それはあまり気にならなかった。
敵がドラキュラで、それを倒そうとする王女と、それを助けるモンスターハンター
よくある構図
違和感無かったです

それよか、ヴァン・ヘルシングのシックな衣装がステキ!
「仮面の男」で燃え上がった「おじさま好き」&中世のヨーロッパ衣装最高! 熱が再燃してきたかも!?
「ジェボーダンの獣」のヴァンサンもよかったな
深い帽子に長くて黒いコート かっこいい!!

そして、マスコット的にヘルシングについてきている修道士も、意外と使える、というか有能
いい味出してたと思います

ヘルシングには謎がありそうで、ドラキュラとも因縁があったようなんだけど。
それを明かさずに終わったからには続編を考えていたんだとは思う。
だけど。
あの終わり方は、嫌いではないけどロマンスを期待する女性としてはすっきりしないし、ドラキュラが「過去を知っている」という色を前面に押し出したのはいただけない、と思う。
ヴァン・ヘルシングは記憶がない。なにかしら理由があるみたい。なんか、それっぽい一言を言ってドラキュラ伯爵は死んだ。
とか
アナ王女とちゃんと恋愛関係になっとくとか
もしくは、もっと泣かせる感じでアナ王女を演出するとか
そういう、もっと感情を乗せられるようにしておけばいいんじゃないの? と思ってしまう。

なんていうか、スッキリしない。
アクション重視の娯楽映画を見ていたはずなのに、最後の最後でそういうもやもやを残してしまったことが、続編を作れていない原因では?? なんてうがった見方をしてしまう。

面白かった。
DVD、録ればよかったと思った・・・しくしく。
ただ、単品としてもっとすっきりさせてほしかった。

2010年5月24日月曜日

BALLAD 名もなき恋のうた

結論から言って、すごくよかったです^^
元ネタである「くれよんしんちゃん」の映画を見た上司(お子さんと一緒に行ったらしい)から、「すごく感動した!!」と内容は聞いていました。
そのときから、すごく気になっていた作品。
何年も経って実写化されたのもすごいけど、まあ、どうなのかなーと思ってずっと見ていなかったのですが、
いやあ、よかったです。




ただ・・・注意点です。
戦国時代の話、と思ってみるとちょっと貧相。城とか、戦いを見せる映画ではないもんね。
あと、もともとがギャグマンガなんで、常識とかを求めてはいけませんね。携帯とか持ち込みしているのももちろんだけど、一騎討ちしているのを、周囲が囲んで眺めてるとか、川上一家が車に乗って間近で見てるとか。

そういうところは、見流さないといけません。笑
面白さをそこに持ってきてはいないと思うし。
これは、もともとぎゃくマンガです^^




草なぎくんの「又兵衛」、思ったよりずっとよかった!!
真面目に演じてらっしゃるし、殺陣もよかった。早かったし、妙な間とかもないし。馬もうまい!
大沢たかおさんもうまい! さすが!!
この二人の戦いは、ちゃんと役者さんが戦っててよかった。
なんだろう、よくあるブチブチカット割りしている戦いじゃなくて、ちゃんと戦ってる感じです。

戦闘シーンは、子供に配慮してかまったく血は流れません。
だけど、ぼこぼこ長槍で叩き合ったり、切りあいのスピードとか、なんか現実味があってよかったです。

真一くんが、最後に敵をかばうシーンは、時代劇好きのわたしには納得いかないところだけど。
だけど、まあ、仕方ないのかなあ。もともとが子供向けだし。

お父さんがもう少し男をあげるのかと思ったけど、普通でした。^^
あくまでも主人公の二人を邪魔することなく。
そういう意味で良かったじゃないかと思います。




なんだろう。
原作がしっかりしているからなのか、とても安心してみることができました。
感動しました。
逆に、もう少し原作要素を排除してもいいのかなあと思う(父と母が北と南の人で関東で出会ったとか…。そういえばしんちゃんのお父さんは東北、お母さんは九州の生まれだったなあ・・・とふとおかしかったけど。まあ、「身分に関係なく生まれに関係なく結婚できる」という前ふりではありましたが)。


ラストを知っていた私としては、一番の感動シーンはエンディングロールです。
真一やパパが取りまくった携帯のムービーや、写真がアルバムのように出てくるのです。
あんなに楽しそうにしていたシーンが・・・
あんなに元気にしていた人々が・・・
戦争反対を叫ぶではなく、だけど、戦争の哀しさを、むなしさを、訴えていたように思います。

還らない日々
帰らない人
―――――――――――守られなかった約束だけが、未来を見つめていて

楽しかった思い出が、日々が、人々が、とても切なかったです……


2010年1月5日火曜日

ジェネラル・ルージュの凱旋

むっちゃよかったです!
堺雅人かっこいい!
ジェネラル、万歳!!←あほです

前作の「チームバチスタ」のイメージで見ることなかれ。
現代の病院が内包する問題を提起しているものではありますが、話の面白さは謎ときでも犯人あてでもなかったと私は思う。

「速水センター長とは?」それに尽きる。
神の手を持った子供なのか?
将軍の二つ名にふさわしく野心家なのか?
金と権力を欲するだけの男なのか…
それとも・・・


生き残り、生き残らせ、そして自分の理想を追求する。
彼こそが「上司」だと思った。
上がぶれれば下が迷う。
わがままなまでに、部下から嫌われようと、それが一人の命を多く救うすべなら実行する。
堺雅人、かっこいい!!




厚生労働省の白鳥さんもかなりいい味だしてる!
きっと有能なのに、なぜか「かっこいい!」と言えない男、白鳥…健在である。
あの間の悪さ、周囲をがっかりさせることに関しては、彼の右に出る者はいない。笑


余談にはなるが、婦長…もう少し若かったなら、もっと最後のシーンがぐっとハマったのではないかと思ってしまう…。羽田美智子さんは…少し落ち着きすぎのような…かなり余談ではあるが…。


2009年12月13日日曜日

K-20

金城武、意外と主役だ。

最初の感想。

20面相、意外とあっさり素顔みせるんだ。
ちぃっ、意外な人が、おちかと思ったのに。


えー。たぶん自然とネタばれします。
自己判断でお願いします。


素直な感想。
やっぱり邦画はテレビでいいかな。

映画館で見てもいいけど、でも、あまり・・・見慣れているせいか・・・テレビでいいかなー。はい。

次の感想
こいつら、ありがとうって言わないな。


たぶん、舞台とかでみたらおもしろいんだろうなーって感じ。
コミカルで、かるーくて、それは好きなんだけど。
だけどわざわざ映画館に見に行くか、と言われたら疑問だな。
感動がちょっと足りない。


期待度としては、もっとエンターテイメント的な映画かなーと思っていたんだけど。
どっちかってと、アクションを頑張ったかな?
でも、どれもやりきれてない。


問題点は、心に残るものがなかったこと。
アクションも、ストーリーも、コミカルさも、特になしって感じ。


またまた20面相の本当の正体も、特に意外性なしです。
最後に(犯人に)感傷的にさせるのは、邦画のワンパターンなところだと思います。

日本人の映画で、勧善懲悪は無理ですって。
そして恋愛をメインにしていないと、なんともすべて唐突です。苦笑
どうだろう。
ハリウッドの真似はやめて、もう日本独自で頑張ろう。
テーマを一つに絞って、家族なのか、社会に向けてなのか、恋愛なのか、周囲はともかく主人公にはきちんと分けた方がよいとおもう。
だっ、松たかこに対して、どうしてそんなになっているのか理解できず。
もりあがってる松たかこに対して、金城はきょとんとしているくらいがちょうどいい。
そして、子供たちのために頑張れ。


深みが足りない。
それがただのエンターテイメントにしている。
だけど、面白さ、痛快さが足りない。

だから感動がない。



批判、ついしてしまいますが。
だけど、悪い映画ならそもそも書かないし。笑
星でいうなら、五つ中三つかな。・・・二つかも。苦笑
キャストでもったイメージは否めない。
だからテレビドラマくらいがちょうどいいと思いました。




2009年10月14日水曜日

ミセス・ダウト

<ストーリー>
失業中のダニエルは、妻に離婚を宣言され、子供たちに会えるのは週にたった1度だけ。
それに耐えられない彼は、妻が家政婦を募集しているのを知り、メイクアップの仕事をしている兄に頼んで女性に変身!
家政婦、ミセス・ダウトファイアーとして誰にも気づかれずに家に入り込んだ!

主演はロビン・ウィリアムズです。



小さい頃に日曜洋画劇場かなんかで見た作品。
改めて見たんですが、大まかなところは記憶通りですが、やっぱり細かいところは忘れていましたね。笑


記憶よりももっとはちゃめちゃな感じ。笑
まあ、年をとったから感じるのかな、ダニエルパパ、いい加減すぎです。ママが怒るのも無理はない。
で、ライバル・スチュアートにもやりたい放題。
それって、どうなの。苦笑。
そう思ってしまうのも、やはり年をとったからなのか…?
だけど、見てられない、とも思ってしまうのよ。



一番記憶と違っていたのはラストです。
めでたしめでたし、なんだけど、だけど元に戻ったわけじゃない。
最後に「ミセス・ダウトファイアー」がいっていたように、いろいろな形があるんだと思います。
小さい頃はそんなことわからなかったし、たぶん、元鞘に戻ったんだと勝手に思っていたんでしょうね。
だけど、もっと深かった。
家族愛と夫婦愛はまた違うんでしょうし。

元に戻るよりも、さまざまな選択をした実世界の人々にも、優しいラストだったと思います。


2009年9月23日水曜日

容疑者Xの献身

ようやく見ることができました!
堤真一にはまっているわたしとしては、ずっと見たいと思っていた映画です。
それでもどうしようかとずっと考えていて、色んなサイトや感想を見まくってから借りました。笑

この下はネタバレになっているかと・・・。

くれぐれもご注意。







どこの感想にもたいていあるんですが…

堤真一&松雪泰子、すごい!!!!

主役の二人を、たしかに食ってます。

個人的には、ガリレオの同級生と言うなら、もう少しカッコイイ堤真一であってほしかった・・・。

だって・・・オッサンすぎ・・・。

多分、アラフォーの設定なんだと思いますが・・・ちょっと切ない。



堤真一のアリバイ工作はすごかった。
そんなに珍しい切り口でもなかったのに、その「完全なアリバイ」に対してでさえ指示が細かくて、疑いもしませんでした。


また、松雪さん同様、本当にストーカーっぽくなってしまったのかと思って「あーあ」と思いました。
「まあ、そこまで思い通りになると、人間、そうなっちゃうわよねーー」

いやいや。
まさに「献身」でした。


完全な計算。
完全な犯罪。


全てわかっているのに、ガリレオ先生は勝つことができない。
覆すことはできない。


完全じゃなかったのは「人の情」



松雪泰子の号泣と、
堤真一の絶叫には、
切なくて切なくて涙がでました。


「どうして」とあなたは言うけど、
その優しさに、
弱さに、
そして強さに、
焦がれたのはあなたでしょう、と言いたい。



それぞれが対極にいるのに。
人間らしい二人だったと思います。

だから、とても切ない。


それでもなお、自分が殺したと主張し続けているというナレーションは、なんだか現実的でいいと思いました。
ふつうの2時間ドラマなら、こんなことにはならないですよね。
だけど、彼なら意固地に主張し続ける、とわたしも思います。
だって、彼はそうすると決めたんですものね。


よかったです。

テレビシリーズのキャストを出す必要があったからか、渡辺いっけいとか、品川とか、真矢さんとか、ちょいちょいしか出てないのが勿体無いなあ、と思いました。
・・・でてないと寂しいかもしれませんが、だったらもうちょっと大事に使ってくれたらいいのに。苦笑

残念だったのはそれくらいですかね。
また少し経ったら見たいです。^^



クライマーズ・ハイ





堤真一主演の、日航機墜落事故を報道する架空の新聞社の話です。


やはり役者がしっかりしているからか、すごく引き込まれました。
主人公の子供が事故に巻き込まれるのかと思ったけど、違いました。

なんだろう、泣かせようと言う要素は全くない。
本当に、ドキュメントを見ているような感覚です。

そして同時に、会社という組織に生きるという息苦しさっていうか、もどかしさ?
そういうのもあったり。
すごくリアルだなって思いました。


気持ちが盛り上がったのは、スクープを抜こうと画策する場面ですね。
チームワークが気持ちいい。

だけど、現実はそううまくいくわけじゃないし。



見終わったあとも、ドキュメントを見ていた感じ。
そのあと、主人公はどうしたんだろう?
戻ったのか、それともそのまま去ったのか。

気になります。
だけど、見ていたのは「ドキュメント」なので、それがわからないもどかしさはあっても、作品に対して不満とかはない。


感動させようとか、泣かせようとか、見ているわたしたちを巻き込んでの感情戦争は全くなく、第三者である「報道」をしようとしている人たちを、本当に観客として眺めていた感じ。

だけどその姿勢が真摯だから、いろいろと伝わってくるものがある。



仕事とは?
会社とは?
上司とは?
部下とは?
理想とは?
現実とは?



今の気持ちを一言でいうなら「悔しい」

思い通りにはならない。
現実は、絶対に「ハッピーエンド」になるわけじゃない。その続きかいつでもあるのだから。


本当に、悔しい。
なんだか悔しい。

だけど、それが現実。

だけど、その中に喜びや、高揚や、幸せもあって。

悔しいけど、悔しいだけじゃない。

それが人生だなって、しみじみ思っています。

252生存者あり






会社の先輩にタダ券をもらって行って来ました。


私の評価は…☆三つ半



ここから下は若干ネタバレです。
くれぐれもご注意を!!













史上最大の台風が、東京を直撃します。
その前段階は、数日前の大地震。その影響で東京近海の海底温度が急上昇し、巨大台風が発生しました。

異変の始まりは、巨大な雹。
東京に降り注ぐ雹が人々を襲い、地下に逃げ込みます。

次に襲い掛かるのは大津波。
地下にいた人々は逃げ場を失い、強大な流水に飲み込まれていきます。


生き残ったのは、元ハイパーレスキューのゆうじ(伊藤英明)その娘のしおり、研修医(山田孝夫)、大家族の中小企業の社長(木村祐一)韓国から出稼ぎ中のホステス(MINJI)(韓国の女優さん)。

元レスキューの知恵と行動を出し切って、次々に崩落する地下を逃げ切る五人。

一方、地上ではゆうじの兄が、ハイパーレスキューの隊長として救助にあたっていました。

そのとき、突如だされた撤退命令。
超巨大台風が東京を直撃するため、地震と津波とで緩んだ地盤が耐えられないと判断したためです。
娘を助けて、と義兄に泣き叫びつくゆうじの妻。
苦しみながらも、仲間を危険に晒すことはできない兄。

そんなレスキュー隊にもたらされた一つの報。

------------2・5・2 の反応があります。生存者あり!

しかし、レスキュー隊に許される時間は、台風の目にはいった18分だけ。





戦う男の姿がかっこよかったです!!

過去をそれぞれ引きずっている兄弟が、それぞれの場所で頑張っている姿はとてもよかったです。

なにより、弟・ゆうすけの娘のしおりちゃんが、それはもう愛らしくて、何度も涙を誘いました。


よかった。

けっこう感動した。

それは間違いない!


でも・・・


「相棒」の時も感じたのですが、なんだろう、映画の利点というか長さをうまく使えていないような気がします。

感動させたい部分に余計な時間を使いすぎ。(ゆうじの嫁が喚いているところとか…喚くならもっと激しく狂乱すべきじゃないか? あと、娘と母の再会とか、ゆうじが最後に歩いてくるところとか)

その反面、描きたいことが多すぎて描ききれていないと思います。

ゆうじも兄も、仲間を見殺しにした過去を乗り越えられていないと思うし(最後のあのシーンだけで乗り越えられたとは思えない)。

山田孝夫も、医者にはなるんだろうけど、希望を持たせるような映像はなかったと思う。

キム兄は、多分あのお陰で大ヒット商品になるんだろうけど、よくわからん。

MINJIは、感染症は大丈夫だったんだろうか。


そもそも、描きたいのはなんだったんだろう。

親子愛?

兄弟?

命の尊さ?

人間?

うーん。どれも中途半端だったような気がします。

どれも題材としてはとてもよかったと思います。なんだけど、書ききれていないと思う。

人生の一部を切り取っただけ、と考えたら、勿論そういうものなんだと思うけど、もう少しこの先に希望を持たせられるようなものを見せてもよかったと思う。

もしかしたら、最後の映像はゆうじがレスキューに戻ったってことなのかもしれないけど、それも乗り越えた証拠にはならないような・・・。


これもテレビ局の作成のようなので、2時間枠で考えて作ったほうが、書きたいけど時間がないところをきり捨てられるから、すごく締まったものになったのではないかなあっともったいなく思ってしまいました。はい。



でも。

自分の役割を一心に果たす姿は、とても気持ちがよく、感動しました。

カッコよかったです!!

相棒 劇場版





相棒シリーズ。これはレンタルで見ました。
映画を見に行こうかと思ったくらい、けっこう好きなんです。
で、張り切って、珍しく新作なのに借りてきました。




で、感想なんですが。



正直な話をすると、


「うーん」
「テレビの方が面白いかな?」



でした。
なんだろう、映画でするほどもないっていうか。
年末とかの特別番組で、二時間ほどでやっていただければ十分かと。


環さんも美和子ちゃんも、存在が生きてない。
いなくても良かった気がする。
ドラマであれば、一気に真犯人追求に向かう付箋も、そこから追求に行くまでに一盛り上がりをいれるがために、なんだかすごく間延びしていた気がする。

ゲストは豪華。
友情出演、いい感じっす!



扱っている題材は重いもので。
多分、実際に起こった時期に自分が考えていたことなどと照らし合わせると、なんだか身につまされるものがあります。

が。
映画というエンターテイメントである以上、そこに感動があるべきなのではあるまいか。
と、思ってしまいます。



息子が、ボランティアで行った危険地帯で過激派に誘拐され、殺された父親と、
友を死に追いやったと罪悪感を抱えている青年と、

どちらを話の主軸にするのか。
どちらに観客の心をシンクロもしくは反発させようとするのか。
それがハッキリしていない。
事実に対してはともかく、その人物に対して同情も同調もできなければ、反発もできなかったです。


それに、なんかテンポ悪かった気がするんですよね。
水谷豊さんが、とても大人しい感じ。
前にスペシャルで内藤剛志が、余命短い警察官僚で出ていたとき、
「生きていなさい! 生きれる限りは生きていなさい!」といった言葉は、本当に心に残っています。
その前までの内容なんて、実は見ていなかったのですが(だから内藤剛志がなにをしたのかもそのときは知らなかったのです)、その言葉だけはまっすぐに届いてきました。

他にも、右京さんの言葉は、普段が無感動な感じであるだけに、とても鋭利な刃として切りつけられることが多かったのです。


だからこそ、今回の映画は「うーん」でした。
予告とかで、期待が高まっていただけに・・・という感じでしょうか。
人間もこれまで出た人を全員だしましたって感じで、そこに問題があったのかもしれませんけど…。
人だけ多くて、完全にテンポが狂っていたように思います。

地下鉄に乗って





なかなかよかったです。
浮気モノはいただけないけれど、まあ、全体的には。


お父さんの過去にどんどん遡っていくのが切なかったです。
戦後のお父さんと、出征していくお父さん。
そして、戦場のおとうさん。

本当は、すごく優しいお父さん。
多分、優しすぎたんだろうなって思います。
子供の幸せのために、ずっと言い続けた口癖が切なかったです。
届かない愛情を、こらえきれなかっただけなのでしょうが。

長男に対しての愛情を、すごく感じました。
お父さんは、本当に公平な人なんだなって思いました。


そしてミツコさん。
切ないですね。
いつから気付いたんだろう、という思いと、あんな結末を選んだことへのもどかしさ。
どうしてあんな結末しか選べなかったんだろう、と思います。

結局は、何も変わらなかったのに。


消えてしまった存在。
それだけのことになってしまったのがとても切ない。
救われたのは、ある意味ミツコさんだけなのではなかったか、と思ってしまいます。
(だって、きっと堤真一は浮気をしたと思うのよ)

「わたしがいなければ」
でも結局、世界には別の「わたし」が現れるだけだと思う。


もどかしい。
でも、よかったと思います。



しかし、堤真一のベッドシーンはいただけない。
違和感があるだけかと思っていましたが、今日、真田広之がカッコイイ、という意見の一致を得た上司に堤真一を提案したあとの一言で「ああ」と思いました。

「堤真一は色気がない」

確かにそうかも。笑
好きですけどね。

犯人に告ぐ






豊川悦司 主演の刑事ものです。



6年前の誘拐事件。犯人を捕まえられなかったばかりか、誘拐された少年が殺されてしまう。
その責任をとって足柄へ左遷されていた巻島(トヨエツ)が、県警本部長に呼び戻される。
現在、世間を震撼させている連続少年殺人事件。その犯人BADMANの捜査本部を任せるというのだ。
対メディア戦略のために利用するためだが、それを使い、巻島は犯人に語りかける。
「これはお前のための番組だ。主役が部隊に上がらなくてどうする?」



結構、面白かったです。
少年らの殺人事件なので、もちろん死体役の男の子たちがいるのですが…。
いや…あれはこたえますね。
まったく凄惨な殺し方なんてしておりませんで、時代劇の死体のようにきれいな(?)感じなのですが、やはり子供の「死体」というのは、見ていてあまり気持ちの良いものではありません…。


個人的には、トヨエツは6年前の髪型の方がよかった。

元警視総監の息子、植草(小澤征悦)がどうからむかが面白そうだったが…。

……
一言でいうと「キモイ!」
それをうまく演じてらっしゃるなーと少し感動を覚えました。
しかし、関わりたくない人種です。



なんか、まだ含みのありそうな、続きそうな終わり方でした。
いや、続編とかではないです。それは全くない終わり方です。
なんか、余韻を残したというか、そのあとに展開されるであろうことを予測させる含みがあったり。

最後は、犯罪を許さない、という監督の思いが表れているのかなーと思いました。

バベル






並行して起こっているいくつかの話を、時間軸をずらして進行させて行っています。

一つは、羊を護るためにライフルを手に入れた、モロッコ(多分)の家族の話。
一つは、旅行先のモロッコで、そのライフルで腕を打たれた奥さんとダンナ(これがブラピ)の話。
一つは、そのダンナと奥さんの子供たちのナニーで、息子の結婚式に行くために(奥さんが撃たれて帰国できないので)メキシコまで子供たちを連れて行ったメキシコ人の不法就労者の話。
そして最後が、そのライフルの元持ち主の役所さんや、娘の菊池凛子さんがでてくる日本の聾唖女子高校生の話。

なんでしょう。
悪くはない。
だけど、良くも悪くも「生々しい」というのが素直な感想です。

日本のケースは…なんというか、あれが世界に発信されているかと思うと…ほかのケースが、深刻な社会的問題を孕んでいるだけに…いや、日本の場合も、問題はアリアリなんですが、…何より自分が日本人だからなのか、恥ずかしいな…と思いました。

あれを、ただの「欲求不満」で済ますことはできないでしょうが、本当に「問題」を切り取っただけで、曖昧なまま「終了」してしまった気がします。どれだけ空虚な心を抱いていても、彼女には父親がいて、金銭的な苦労は全くしていない。聾唖としての差別的視線を感じて、それに対する「反抗」や「同じだろ?!」という主張なのかもしれませんが、それが最終的に癒されたのかどうかもわかりません。
最後の手紙の内容がわかれば、もう少し違う感想を持ったのかもしれませんけど。


モロッコのケースは悲劇的だと思いました。泣きました。最後に男を見せた弟ですが、彼が今後どうなるのかと思うと、暗い想像しかできません。
メキシコのケースも、確かに自業自得的なものもありますが、経済格差やメキシコ人に対する差別もその根底にはあるのではないでしょうか。とてもいい感じの家族だっただけに、しつこいアメリカ警察に反感を持ってしまいます。なんというか、「ちょっとくらいいいだろう」と思う人間の弱さも根底にあるのでしょう。
ブラピのケースは、人間のエゴイズムの部分が表現されていたのだと思います。あと経済発展途上国に対する差別的思い込みも出てましたね。こちらの「生々しさ」は夫婦ということもあって、わたしは好感を持ちました。ただ、もう少しやり込んでもいいのかと思います。サムくんの事に関しての夫婦の心の機微が、あまりよくわかりませんでした。結論だけ。それが狙いなのかしら?


堅い話はやめて、やわらかーい感想を書きますと…。

菊池凛子さん…やはり女子高生は無理があったのでは!?
表情が…くらいっていうか年を感じます…。まあ、それは精神的に少し病んでる感じってことで別にいいんだけど、身体が…! 女子高生のぴちぴち感がないッス。

年といえば、ブラピがオッサンです。もうすこしカッコよくあって欲しかった…! まあ、演技派といってしまえばそれでいいのかもしれませんが、どうしても目のしたのくまがオッサンだった…。

オッサンといえば、菊池凛子(すみません、役名を全く覚えてないので)のからむ刑事…もっと若くてかっこいいのもいたんじゃないの? 少し残念。だって、女子高生がいいなーって思うのよ・・・?


あ、そうそう。
凛子ちゃんがクラブに行くシーンで、気分が悪くなる人が多いので注意ってことですが…。
確かにあれも激しい。強烈で眩しくてイライラします。
ただ、その前からずっと「イッちゃってる」感じの映像が続いているんです。
それも原因じゃないかと。わたしはそこで既にやられました。
「パールハーバー」を最前列で見てて、飛行機の映像に酔った以上に気分が悪かったです。
お気をつけて。


結論は…。
まあ、人それぞれだと思いますし、悪くはない。
ただ、日本人としては…作品の中での位置づけとしても、日本の話は必要なかったのではないかと…。
まだ浅いから理解できないだけだと思いますが。

そんな「バベル」でした。

陽はまた昇る





西田敏行さん主演の映画で、お昼にテレビでやっていました。

あまり日本映画は観ないのですが、これはよかった。
チャンネルを変えなかったのは、有名俳優さんがたくさん出ていたからです。
渡辺謙とか緒方直人とか、真野あずさとか、あと良くテレに出てくる名脇役の方々とか。

ほんとうによかった。
いま、仕事に打ち込もうとしているからかもしれませんが、すごくよかった。

人材を生かす、先を見た仕事をしたいと思った。
あといろいろ。
でも言葉にできない。
したら何か違ってしまいそうで。

今の仕事にもやもや感を持っている人や、充足感を感じていない人に、是非みて欲しいと思った。

評決のとき




ふたりの白人青年に暴行された黒人少女の父親カールが犯人を射殺。
新米弁護士ジェイクは彼を弁護することになりますが、人種差別のはびこる南部の町を舞台に、やがて事件は白人と黒人の対立という大きな社会問題へと発展していきます。




最終弁論。
とにかく、これを聞いて欲しい。
すべてがそのための布石だと思えるくらい。

サミュエル・Jの「お前が白人だからこそ、お前を弁護を頼んだ」という言葉に、私は逆に自分の存在価値を否定された気がしましたが、それがあったからこその最終弁論だったのかと思います。
最後の一言を言うには、相当のーーーーーーなんていうのでしょう、勇気がいったと思います。
自分自身の醜い部分を認める勇気。

それを公衆の面前で言う勇気。
どれだけ理性でわかっていても、どこかしら心に巣食っている差別。
それは自分にもあったのだと。


あれをはじめて聞いたときの衝撃は、今でも忘れられません。
心臓をわしづかみされたような。
自らの罪を、眼の前に突き出されたかのような。


初めて見たのが、小学生か中学生くらいの、感受性の豊かだったときだからというのもあるかもしれませんが…とにかく、衝撃でした。

是非、聞いてください。